【敬語】適切な語に言い換える練習問題4【日本語検定1・2・3・4級】

【日本語検定】敬語の練習問題
はりねずみ隊長

スマートフォンで完結できる練習問題です。
ぜひ、全問チャレンジしてみてください!

目次

前の問題

あわせて読みたい
【敬語】適切な語に言い換える練習問題3【日本語検定1・2・3・4級】 スマートフォンで完結できる練習問題です。ぜひ、全問チャレンジしてみてください! 前の問題 https://nihongo-kentei-navi.com/renshu-keigo2/ 適切な敬語に言い換える...

適切な敬語に言い換える問題

問題

下線部を適切な敬語に言い換えましょう。

私が会議室に着いたとき、部長がすでに室内にいた



































答え

私が会議室に着いたとき、部長がすでに室内にいた

私が会議室に着いたとき、部長がすでに室内にいらっしゃった

解説

「いる」のは、部長の行為ですね。
立てるべき人物の行為なので、尊敬語を使います。

いる

▼ 尊敬語 ▼

いらっしゃる

尊敬語とは?

「尊敬語」とは、

相手側又は第三者の行為・ものごと・状態などについて,その人物を立てて述べるもの。

敬語の指針
平成19年2月2日
文化審議会答申

のことです。

先生が教室に来た

先生が教室にいらっしゃった

のように、その行動をする人を立てたり、

先生の、素敵ですね。

先生のお鞄、素敵ですね。

先生は忙しいようです。

先生はお忙しいようです。

のように、ものごとや状態の持ち主を立てたりします。

敬語における「立てる」とは、「言葉の上で高く位置付けて述べる」ということです。

敬語の問題を解くときのポイント

日本語検定の「敬語」分野で問われる語彙は、1級から4級で大きく変わりません。
違いは、問題の作り方だけなので、受ける級に関わらず、

  • その文で「立てる人物」は、誰なのか?
  • 尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ・丁寧語・美化語のどれが適切か?

を丁寧に確認していきましょう。

敬語の問題を作成する上でベースになっているのは、「敬語の指針」という文書です。
全77ページと大ボリュームですが、ぜひ1度確認してみましょう。

敬語の指針

小学校・中学校では、

  • 尊敬語
  • 謙譲語
  • 丁寧語

の3分類で教わってきたかと思いますが、「敬語の指針」では、

  • 尊敬語
  • 謙譲語Ⅰ
  • 謙譲語Ⅱ
  • 丁寧語
  • 美化語

の5分類で敬語を整理しています。

敬語は,人間を上下に位置付けようとするものであり,現代社会には,なじまないようにも思う。どう考えれば良いのだろうか。

敬語の指針
平成19年2月2日
文化審議会答申

のような基礎的な考え方から、

自分のことを「僕」と呼んでいるのだが 「僕」と「わたし」はどのように使い分ければ良いのだろうか。

敬語の指針
平成19年2月2日
文化審議会答申

会議の司会をしている時に,1年先輩の同僚に「あなたはどう考えますか」と言ったのだが 「あなた」は丁寧な言葉だとは思いつつ,ちょっと違和感を覚えた 「あなた」という呼び方 については,どう考えれば良いのだろうか。

敬語の指針
平成19年2月2日
文化審議会答申

のような自分や相手の呼び方の問題、

時間外に仕事を教えてくれた上司に「どうも御苦労様でした 」と言ったら 「御苦労様はないだろう 」と笑われてしまった。それで,書類作成に追われた上司が帰る時には「御苦労様」以外の言い方を考えてみたのだが,適切な表現が浮かばず,そのままになってしまった。そういう気持ちを表したい場合には,どうすれば良いのだろうか。

敬語の指針
平成19年2月2日
文化審議会答申

のような具体的な場面を想定した問答もあって、読んでいて面白いですよ (*^^)v

はりねずみ隊長

練習問題で、ガンガン慣れていくのがおススメです!

次の問題

あわせて読みたい
【敬語】適切な語に言い換える練習問題5【日本語検定1・2・3・4級】 スマートフォンで完結できる練習問題です。ぜひ、全問チャレンジしてみてください! 前の問題 https://nihongo-kentei-navi.com/renshu-keigo4/ 適切な敬語に言い換える...

練習問題の一覧

あわせて読みたい
日本語検定 1・2・3・4級 練習問題 敬語 適切な語に言い換える練習問題 適切な語に言い換える練習問題1 適切な語に言い換える練習問題2 適切な語に言い換える練習問題3 適切な語に言い換える練習問題4 適...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大手進学塾での国語科主任を経て、日本語教師をしています。

目次