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前の問題
同じ意味・用法を選ぶ問題
問題
下線部と同じ意味・用法で使われているものを選びましょう。
いつも両親に逆らってばかりいる。
- 信号が赤に変わった。
- 犬が足にかみついた。
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答え
いつも両親に逆らってばかりいる。
- 信号が赤に変わった。
- 犬が足にかみついた。
解説
いつも両親に逆らってばかりいる。
この格助詞「に」は、「何に逆らうのか」という述語の動作の対象を表しています。
この「に」と同じ意味・用法なのは、「何にかみついたのか」という述語の動作の対象を表している
犬が足にかみついた。
です。
信号が赤に変わった。
は、「変化の結果、どうなったのか」という着点(変化の結果)を表しています。
対象とは?
「対象」を表すもっとも基本的な格助詞は「を」で、「が」「に」にも対象としての使い方があります。
格助詞「を」
【変化の対象】
窓ガラスを割ってしまった。
【動作の対象】
ドアをノックする。
【心的活動の対象】
過去を思い出す。
格助詞「が」
【心的状態の対象】
彼の合格がうれしい。
【能力の対象】
私は、逆上がりができる。
【所有の対象】
私には、海賊王になるという夢がある。
格助詞「に」
【動作の対象】
父親にさからう。
【心的活動の対象】
1つ上の先輩にあこがれる。
着点とは?
「着点」を表すもっとも基本的な格助詞は「に」で、「と」「へ」「まで」にも着点としての使い方があります。
格助詞「に」
【移動の着点】
8時に学校に着いた。
【変化の結果】
信号が赤に変わった。
格助詞「と」
【変化の結果】
雪が解けて水となった。
格助詞「へ」
【移動の方向】
自転車で学校へ向かう。
格助詞「まで」
【範囲の終点】
問題集を10ページまで終わらせてきてください。
格助詞の問題を解くときのポイント
助詞の1つである格助詞は、
- が
- を
- に
- へ
- と
- から
- より
- で
- まで
の9つです。
ゴロが良いので、この並びで覚えておきましょう。
格助詞は、「述語と名詞の間に成り立つ意味関係」を表すために使われます。
…なんだか、小難しいですよね。
子どもたちが公園で遊ぶ。
この文の述語は、動詞の「遊ぶ」です。
格助詞「が」が使われているのは、「子どもたちが」の部分ですね。
格助詞「が」がついている「子どもたち」は、「誰が遊んでいるか」という動きの主体を表しています。
そのため、この「が」は、主体の意味・用法であることがわかります。
また、
子どもたちが公園で遊ぶ。
で格助詞「で」が使われているのは、「公園で」の部分です。
格助詞「で」がついている「公園」は、「どこで遊んでいるか」という動きの場所を表しています。
そのため、この「で」は、場所の意味・用法であることがわかります。
「主体」「場所」のような文法用語が出てくると身構えてしまうかもしれませんが、情報を整理するときには、この方が便利な場合も多いです。
それぞれの格助詞には、複数の意味・用法があり、格助詞「が」であれば、
子どもたちが公園で遊ぶ。
という主体の意味・用法と
私には、教師になるという夢がある。
という対象の意味・用法があります。
1番意味・用法が多いのは、格助詞「に」です。
- 着点
- 相手
- 場所
- 起因・根拠
- 主体
- 対象
- 手段
- 時
- 領域
- 目的
- 役割
- 割合
のように、大きく分けても12個の意味・用法があります。
まずは、「誰が遊んでいるか」「どこで遊んでいるか」のように、述語の動き・状態と格助詞がついている語の関係を言葉にすることから始めてみてください。
練習問題で、ガンガン慣れていくのがおススメです!