令和5(2023)年度 第1回 問6の過去問解説!【日本語検定 4級】

日本語検定 過去問解説
はりねずみ隊長

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問6 語彙

一 似た意味を表す語

正解は…3

むだをなくし質素なこと

を意味する「簡素」と似た意味を表すのは、

かざらないこと

を表す

3 質素

ですね。

3が正解です。

解説 簡素

「簡素(かんそ)」とは、むだをなくし質素なことです。

解説 平素

「平素(へいそ)」とは、常日ごろのことです。

解説 素行

「素行(そこう)」とは、平生のおこないのことです。

解説 質素

「質素(しっそ)」とは、かざらないことです。

二 似た意味を表す語

正解は…3

おだやかで情に厚いこと

を意味する「温厚」と似た意味を表すのは、

性質や態度がやさしくおとなしいこと

を表す

3 柔和

ですね。

3が正解です。

解説 温厚

「温厚(おんこう)」とは、おだやかで情に厚いことです。

解説 調和

「調和(ちょうわ)」とは、うまくつり合い、全体が整っていることです。

解説 平和

「平和(へいわ)」とは、戦争がなくて、世が安らかであることです。

解説 柔和

「柔和(にゅうわ)」とは、性質や態度がやさしくおとなしいことです。

三 似た意味を表す語

正解は…2

見るにたえないこと

を意味する「みっともない」と似た意味を表すのは、同じく

見るにたえないこと

を表す

2 見苦しい

ですね。

2が正解です。

解説 みっともない

「みっともない」とは、見るにたえないことです。

解説 堅苦しい

「堅苦(かたくる)しい」とは、厳格にすぎることです。

解説 見苦しい

「見苦(みぐる)しい」とは、見るにたえないことです。

解説 心苦しい

「心苦(こころぐる)しい」とは、つらくてやりきれないことです。

四 反対の意味を表す語

正解は…3

うちこわすこと

を意味する「破壊」と反対の意味を表すのは、

新たに造ること

を表す

3 創造

ですね。

3が正解です。

解説 破壊

「破壊(はかい)」とは、うちこわすことです。

解説 存在

「存在(そんざい)」とは、何かがあることです。

解説 完成

「完成(かんせい)」とは、完全にできあがることです。

解説 創造

「創造(そうぞう)」とは、新たに造ることです。

五 反対の意味を表す語

正解は…3

したしく付き合っていること

を意味する「親密」と反対の意味を表すのは、

交際がうとくてとおいこと

を表す

3 疎遠

ですね。

3が正解です。

解説 親密

「親密(しんみつ)」とは、したしく付き合っていることです。

解説 対決

「対決(たいけつ)」とは、両者が相対して正否や優劣などをはっきりと決することです。

解説 排除

「排除(はいじょ)」とは、おしのけ取り除くことです。

解説 疎遠

「疎遠(そえん)」とは、交際がうとくてとおいことです。

六 反対の意味を表す語

正解は…1

拾うこと

を意味する「拾得」と反対の意味を表すのは、

落としたり忘れたりして失うこと

を表す

1 遺失

ですね。

1が正解です。

解説 拾得

「拾得(しゅうとく)」とは、拾うことです。

解説 遺失

「遺失(いしつ)」とは、落としたり忘れたりして失うことです。

解説 過失

「過失(かしつ)」とは、あやまり・しくじりのことです。

解説 消失

「消失(しょうしつ)」とは、消え失せることです。

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過去問で確認したいこと

過去問演習では、
「どのような知識が」
「どのように出題されるか」

の2点を確認しましょう。

特に、

  • 敬語
  • 文法

の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。

過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、

「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」

のどちらなのかを明確にすることです。

前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。

  • 語彙
  • 言葉の意味
  • 漢字

のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、

  • 敬語
  • 文法

のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。

また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。

日本語検定は、1級から4級で、

  • 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
  • 1問1問の難易度が異なる

という違いはあるものの、

  • 敬語
  • 文法

のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。

敬語であれば、

  • 尊敬語
  • 謙譲語Ⅰ
  • 謙譲語Ⅱ
  • 丁寧語
  • 美化語

の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。

文法であれば、

  • 動詞
  • 副詞
  • 助詞

などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。

例えば、

買い物行くので、8時集合してください。

には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。

買い物

の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。

また、

8時に

の格助詞「に」は、

駅に

の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。

まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。

この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。

  • 過去問を解いていて、不安が残る分野
  • もっと解くスピードを上げたい分野

があれば、ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人

大手進学塾での国語科主任を経て、日本語教師をしています。

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