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前の問題


問18 総合問題
一


( )の前に「多々益々」とあるので、「
1 弁ず
が入ります。
解説 多々益々弁ず
二


(イ)の前には、
少し壊れているだけのものなどでも、廃番になっていて、結局処分せざるを得ない
とあり、(イ)あとには
故障していなくても、新規格が開発されると、それを買ってしまう
という内容が続きます。
(イ)の前が「商品が故障しているとき」・あとが「商品が故障していなくても」なので、状況を順番に説明していますね。
(イ)には、
4 また
が入ります。
三


解説 弊履
四


(A)(B)(C)の前には、
「捨てない文化」を継承してきた日本人にとっては、「捨てる文化」には、大いなる違和感があった
という記述があります。
(A)に入るのは、
b ぜいたくを良いこととするような理不尽なところがあるから
のように、この理由を説明するbが適切です。
cには、
c このような好ましからざる価値観がいつの間にか常識になってしまった
とあり、「このような好ましからざる価値観」がbの内容を指しています。
b→cの内容を受けたのが、aの
a 同じ性格を帯びたものとして理解できる
の「同じ性格を帯びたもの」ですね。
b→c→aの順になるので、4が正解です。
五


解説 瀰漫
六


二宮尊徳翁の言葉では、
生産を多くして、消費を少なくすることが国家経済の根本である
と述べられています。
すなわち、
大量生産・小量消費
ですね。
一方、本文で述べられている近代経済の考え方は
大量生産・大量消費
と述べられており、両者は
- 「大量生産」を推奨する点は、一致している
- 「大量消費」「小量消費」で消費についての見解は、一致していない
ですね。
4が正解です。
ほかの選択肢も確認しておくと…
1 一致する面がある
では、生産の考え方には触れているものの、消費の考え方には触れられていません。
1は、間違いです。
2 まったく異質の考え方である
では、生産の考え方が「大量生産」で一致していることに反しています。
2は、間違いです。
3 大量に生産しなくても
では、両者で一致する「大量生産」を是とする考え方と一致しません。
3は、間違いです。
一線を画する
過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

