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前の問題


問6 文法
一


( )の前では、大量の硬貨を入金する際に手数料がかかる金融機関が増えたことで、賽銭の扱いに苦慮した神社や仏閣が
- 釣り銭用の硬貨を必要とする店舗と協力して、紙幣と硬貨を交換する
- 賽銭にキャッシュレス決済を導入する
などの対応策をしていることが挙げられています。
「やはり」とあるので、
賽銭箱に入れるのは、硬貨が良い
という内容が入りますね。
1が正解です。
二


( )のあとには、
これを特に皆既月食という
という内容が続きます。
「特に」とあるので、( )には
月食とはどのような現象か?
が入りますね。
4が正解です。
三


最近の政権が打ち出す政策について、止まらない物価高への対応については、
- 賃上げ推進や子育て世代への手当額はある
- 減っている年金で暮らす高齢者への有効な対策が講じられていない
新型コロナ感染症対策への緩和方針については、
- 経済活動が優先されている
- 高齢者が多く亡くなっていことには目をつぶっている
ことが述べられています。
高齢者が置き去りにされているように感じる
という内容が続くので、( )には
高齢者よりも働く世代が優先されている
という内容が入りますね。
2が正解です。
四


( )のあとの文が
「人類」の捉え方が根底からくつがえるような事実が、明らかになりつつあるのだ。
とあり、( )の文をまとめた内容となるので、( )にはこれと同じような内容が入ります。
「人類」の捉え方が根底からくつがえるような事実
と
3 考古学や人類学の定説を打ち砕き
が一致しますね。
3が正解です。
次の問題


過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

