令和5(2023)年度 第2回 問13の過去問解説!【日本語検定 2級】

日本語検定 過去問解説
はりねずみ隊長

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問13 表記 

正解は…沿革

面接を受ける会社の歴史

という内容なので、

× 遠隔

ではなく、

○ 沿革

が正しい漢字です。

解説 沿革

「沿革(えんかく)」とは、うつりかわり・変遷・歴史のことです。

解説 遠隔

「遠隔(えんかく)」とは、遠くへだたっていることです。

正解は…鋭意

イベント再開の時期については、前向きに一生懸命検討している

という内容なので、

× 営為

ではなく、

○ 鋭意

が正しい漢字です。

解説 鋭意

「鋭意(えいい)」とは、心をはげましつとめることです。

解説 営為

「営為(えいい)」とは、いとなみのことです。

正解は…名匠

有名な映画監督のフェリーニ

という内容なので、

× 名称

ではなく、

○ 名匠

が正しい漢字です。

解説 名匠

「名匠(めいしょう)」とは、名高い工匠のことです。

解説 名称

「名称(めいしょう)」とは、呼び名・名前のことです。

正解は…本位

当事者以外の人間が、興味だけで憶測や批判をしてはならない

という内容なので、

× 本意

ではなく、

○ 本位

が正しい漢字です。

解説 本位

「本位(ほんい)」とは、基本とする標準・中心となるもののことです。

解説 本意

「本意(ほんい)」とは、本来の意思のことです。

正解は…講じて

あらゆる対策を考え、検討して

という内容なので、

× 昂じて

ではなく、

○ 講じて

が正しい漢字です。

解説 講じる(講ずる)

「講じる(講ずる)」とは、考えをめぐらせて行うことです。

解説 昂じる(講ずる)

「昂じる(昂ずる)」とは、たかまることです。

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過去問で確認したいこと

過去問演習では、
「どのような知識が」
「どのように出題されるか」

の2点を確認しましょう。

特に、

  • 敬語
  • 文法

の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。

過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、

「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」

のどちらなのかを明確にすることです。

前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。

  • 語彙
  • 言葉の意味
  • 漢字

のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、

  • 敬語
  • 文法

のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。

また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。

日本語検定は、1級から4級で、

  • 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
  • 1問1問の難易度が異なる

という違いはあるものの、

  • 敬語
  • 文法

のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。

敬語であれば、

  • 尊敬語
  • 謙譲語Ⅰ
  • 謙譲語Ⅱ
  • 丁寧語
  • 美化語

の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。

文法であれば、

  • 動詞
  • 副詞
  • 助詞

などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。

例えば、

買い物行くので、8時集合してください。

には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。

買い物

の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。

また、

8時に

の格助詞「に」は、

駅に

の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。

まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。

この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。

  • 過去問を解いていて、不安が残る分野
  • もっと解くスピードを上げたい分野

があれば、ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人

大手進学塾での国語科主任を経て、日本語教師をしています。

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