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前の問題


問17 総合問題
一


( )のあとには、
実際に、「1番最初に」「あらかじめ予定する」などの例を「意味を強調し明確にする表現技法」と見なし、許容するとする辞書もある
という内容が続きます。
この「意味を強調して明確にする表現技法」に触れているのは、4の
単に「最初に」などと言われるよりも、その意味がよく伝わると感じる向きもある
という内容だけですね。
( )に入るのは、4が適切です。
二


( )のあとには、
そもそも映画のあらすじだけを把握したり、ハイライトシーンだけを抜粋して視聴することに、意味はあるのか?
という内容が続きます。
「昨年、映画会社や…」から始まる第1段落では、「ファスト映画」の投稿者が訴えられて裁判になったことが記載されています。
( )から始まる第2段落では、それらの動画を視聴する人々の考え方について問題提起していますね。
「『ファスト映画』を視聴する人々」について言及されているのは、3の
こうした違法のビジネスを成立させている無数の「利用客」
という内容だけですね。
( )に入るのは、3が適切です。
三


「かつては電車の中などで…」から始まる第1段落では、
かつては電車の中で泣き止まない赤ん坊がいると、傍らの誰かが一緒にあやしてくれたこと
「時は移り…」から始まる第2段落では、
近年では「泣き止ませるのが母親の仕事」として「ワンオペ家事」を増長させるようになっていること
が述べられています。
( )の前には、
人類は、集団(社会)全体で子どもを守ることによって種を繁栄させてきた
という内容が記載されており、( )には
「泣き止ませるのが母親の仕事」という「ワンオペ家事」につながる風潮は、人類の歴史とは逆の現象である
という内容が良さそうですね。
3が正解です。
次の問題


過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

