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前の問題
同じ意味・用法を選ぶ問題
問題
下線部と同じ意味・用法で使われているものを選びましょう。
転勤で地元を去ることになった。
- 学校を出たころには、外が暗くなっていた。
- 連休を海外で過ごした。
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答え
転勤で地元を去ることになった。
- 学校を出たころには、外が暗くなっていた。
- 連休を海外で過ごした。
解説
転勤で地元を去ることになった。
この格助詞「を」は、「どこから去ったのか」という述語の移動の起点を表しています。
この「を」と同じ意味・用法なのは、「どこから出たのか」という述語の移動の起点を表している
学校を出たころには、外が暗くなっていた。
です。
連休を海外で過ごした。
は、「どの時間をを過ごしたのか」という時間的な経過域を表しています。
起点とは?
「起点」を表す格助詞には「から」「より」「を」があります。
格助詞「から」
【移動の起点】
鳥が巣から飛び立った。
【方向の起点】
ここから景色がよく見える。
【範囲の始点】
問題集の10ページから進めていってください。
【変化前の状態】
信号が赤から青に変わった。
格助詞「より」
【移動の起点】
鳥が巣より飛び立った。
【方向の起点】
ここより景色がよく見える。
【範囲の始点】
問題集の10ページより進めていってください。
【変化前の状態】
信号が赤より青に変わった。
格助詞「を」
【移動の起点】
8時に家を出た。
経過域とは?
「経過域」を表す格助詞には、「を」「から」があります。
格助詞「を」
【空間的な経過域】
横断歩道を渡る。
【時間的な経過域】
連休を実家で過ごす。
格助詞「から」
【空間的な経過域】
虫が窓から入ってきた。
格助詞の問題を解くときのポイント
助詞の1つである格助詞は、
- が
- を
- に
- へ
- と
- から
- より
- で
- まで
の9つです。
ゴロが良いので、この並びで覚えておきましょう。
格助詞は、「述語と名詞の間に成り立つ意味関係」を表すために使われます。
…なんだか、小難しいですよね。
子どもたちが公園で遊ぶ。
この文の述語は、動詞の「遊ぶ」です。
格助詞「が」が使われているのは、「子どもたちが」の部分ですね。
格助詞「が」がついている「子どもたち」は、「誰が遊んでいるか」という動きの主体を表しています。
そのため、この「が」は、主体の意味・用法であることがわかります。
また、
子どもたちが公園で遊ぶ。
で格助詞「で」が使われているのは、「公園で」の部分です。
格助詞「で」がついている「公園」は、「どこで遊んでいるか」という動きの場所を表しています。
そのため、この「で」は、場所の意味・用法であることがわかります。
「主体」「場所」のような文法用語が出てくると身構えてしまうかもしれませんが、情報を整理するときには、この方が便利な場合も多いです。
それぞれの格助詞には、複数の意味・用法があり、格助詞「が」であれば、
子どもたちが公園で遊ぶ。
という主体の意味・用法と
私には、教師になるという夢がある。
という対象の意味・用法があります。
1番意味・用法が多いのは、格助詞「に」です。
- 着点
- 相手
- 場所
- 起因・根拠
- 主体
- 対象
- 手段
- 時
- 領域
- 目的
- 役割
- 割合
のように、大きく分けても12個の意味・用法があります。
まずは、「誰が遊んでいるか」「どこで遊んでいるか」のように、述語の動き・状態と格助詞がついている語の関係を言葉にすることから始めてみてください。
練習問題で、ガンガン慣れていくのがおススメです!