令和5(2023)年度 第1回 問6の過去問解説!【日本語検定 3級】

日本語検定 過去問解説
はりねずみ隊長

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問6 語彙

一 類義語

正解は…3

「漂泊」の類義語(似た意味の語)を選ぶ問題です。

「漂泊」とは、一定の居住や生業がなく、さまよい歩くことなので、

3 流浪

が良いですね。
これが正解です。

解説 漂泊

「漂泊(ひょうはく)」とは、一定の居住や生業がなく、さまよい歩くことです。

解説 流罪

「流罪(るざい)」とは、刑として辺地に流すことです。

解説 流布

「流布(るふ)」とは、世に広まることです。

解説 流浪

「流浪(るろう)」とは、さすろい、さまようことです。

二 類義語

正解は…1

「必至」の類義語(似た意味の語)を選ぶ問題です。

「必至」とは、必ずそうなることなので、

1 必然

が良いですね。
これが正解です。

解説 必至

「必至(ひっし)」とは、必ずそうなることです。

解説 必然

「必然(ひつぜん)」とは、必ずそうなることです。

解説 必須

「必須(ひっす)」とは、必ずなくてはならないことです。

解説 必要

「必要(ひつよう)」とは、必ず要することです。

三 類義語

正解は…3

「壮健」の類義語(似た意味の語)を選ぶ問題です。

「壮健」とは、元気で丈夫なことなので、

3 頑健

が良いですね。
これが正解です。

解説 壮健

「壮健(そうけん)」とは、元気で丈夫なことです。

解説 健在

「健在(けんざい)」とは、元気で暮らしていることです。

解説 穏健

「穏健(おんけん)」とは、おだやかでしっかりしていることです。

解説 頑健

「頑健(がんけん)」とは、体が頑丈で丈夫なことです。

四 対義語

正解は…1

「難解」の対義語(反対の語)を選ぶ問題です。

「難解」とは、解釈しにくく、わかりにくいことなので、

1 平易

が良いですね。
これが正解です。

解説 難解

「難解(なんかい)」とは、解釈しにくく、わかりにくいことです。

解説 平易

「平易(へいい)」とは、やさしくて、わかりやすいことです。

解説 安易

「安易(あんい)」とは、たやすく、わけなくできることです。

解説 簡易

「簡易(かんい)」とは、てがるで、たやすいことです。

五 対義語

正解は…2

「異説」の対義語(反対の語)を選ぶ問題です。

「異説」とは、世間通用の説とは違った説なので、

2 通説

が良いですね。
これが正解です。

解説 異説

「異説(いせつ)」とは、世間通用の説とは違った説のことです。

解説 巷説

「巷説(こうせつ)」とは、ちまたのうわさのことです。

解説 通説

「通説(つうせつ)」とは、世間一般に認められている説のことです。

解説 俗説

「俗説(ぞくせつ)」とは、俗間でいい伝える、根拠のはっきりしない説のことです。

六 対義語

正解は…2

「顕在」の対義語(反対の語)を選ぶ問題です。

「顕在」とは、はっきりあらわれて存在することなので、

2 潜在

が良いですね。
これが正解です。

解説 顕在

「顕在(けんざい)」とは、はっきりあらわれて存在することです。

解説 点在

「点在(てんざい)」とは、そこここに点々とあることです。

解説 潜在

「潜在(せんざい)」とは、表面にあらわれず、ひそみかくれていることです。

解説 内在

「内在(ないざい)」とは、ある事物またはある性質をほかの物が含んでいることです。

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過去問で確認したいこと

過去問演習では、
「どのような知識が」
「どのように出題されるか」

の2点を確認しましょう。

特に、

  • 敬語
  • 文法

の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。

過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、

「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」

のどちらなのかを明確にすることです。

前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。

  • 語彙
  • 言葉の意味
  • 漢字

のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、

  • 敬語
  • 文法

のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。

また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。

日本語検定は、1級から4級で、

  • 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
  • 1問1問の難易度が異なる

という違いはあるものの、

  • 敬語
  • 文法

のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。

敬語であれば、

  • 尊敬語
  • 謙譲語Ⅰ
  • 謙譲語Ⅱ
  • 丁寧語
  • 美化語

の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。

文法であれば、

  • 動詞
  • 副詞
  • 助詞

などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。

例えば、

買い物行くので、8時集合してください。

には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。

買い物

の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。

また、

8時に

の格助詞「に」は、

駅に

の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。

まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。

この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。

  • 過去問を解いていて、不安が残る分野
  • もっと解くスピードを上げたい分野

があれば、ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人

大手進学塾での国語科主任を経て、日本語教師をしています。

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