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以下をご用意の上で、ご確認ください。


前の問題


問16 総合問題
一


「良い傾向」なのは、
以前から行動していた人も含め、65%以上の人がプラスチックごみ問題に関心を持って具体的な行動をしていること
ですね。
これに会っているのは、2です。
念のため、ほかの選択肢も確認しておくと…
「良い傾向」が含まれる第2段落で説明されているのは、図1のグラフです。
これは「令和4年度9月調査」のものなので、過去からどう数値が変化していったかは、わからないですね。
1は、間違いです。
また、図1のグラフを見てみると、60~69歳までは、年齢が上がるにつれて、プラスチックごみ問題に関する関心が高まっていることがわかります。
しかし、「60~69歳」と「70歳以上」を比べると、「70歳以上」の方が「関心が高い」層が少なくなっていますね。
そのため、年齢が上がるにつれて、プラスチックごみ問題に関する意識が高まっているとは言えません。
3は、間違いです。
二


図1は…
で始まる第2段落では、年齢ごとのプラスチックごみ問題への意識について述べています。
(イ)。図2は…
で始まる第3段落では、プラスチックごみ問題の解決のために今後取り組んでみたいことに話題が変わりますね。
話題を転換する
では
があり、内容も合っている1が正解です。
念のため、ほかの選択肢も確認しておくと…
第3段落では、プラスチックごみ問題の解決のために今後取り組んでみたいことについて説明されています。
「実際にプラスチックごみを減らすことは簡単ではないこと」には触れられていないので、2は間違いです。
また、第3段落で説明されている図2は、日本国内の調査結果です。
「世界と比べてどうなのか」には触れられていないので、3も間違いです。
三


力をつくすこと
を表す「貢献」と似た意味になるのは、
(イ)。図2は…
で始まる第3段落にある
寄与
です。
解説 貢献
解説 寄与
四


(エ)の前に
こういった
とあります。
これが指す内容は、
「問題の当事者として、一人一人ができることを行う」という意識を持ち、行動すること
ですね。
選択肢だと、
1 身近なところからできること
が該当します。
1が正解です。
五


このような…
から始まる第4段落で、筆者は
「問題の当事者として、一人一人ができることを行う」という意識を持ち、行動することを多くの人が行うことで、プラスチックごみ問題の解決への大きな力になるのではないか
と述べています。
これに合うのは、3ですね。
これが正解です。
念のため、ほかの選択肢も確認しておくと…
海洋汚染を防止するための課題の1つが「プラスチックごみ」だとされていますが、レジ袋の有料化や新法の施行により、海洋汚染がどうなったかについては、触れられていません。
1は、間違いです。
また、図1より、プラスチックごみ問題に関心がある層は、全年齢において半数を超えています。
3も、間違いです。
次の問題


過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

