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問16 総合問題
一


(ア)の前に
大好きな魚料理が気軽に食べられなくなると思うと
とありますね。
気にかかって落ち着いていられないこと
を表す
3 気が気でなく
が入ります。
3が正解です。
解説 胸が熱くなる
解説 心が弾む
解説 気が気でない
二


まずは、図1のグラフの1980年以降を見てみましょう。
グラフが右肩下がりなのは、
- 沖合漁業
- 遠洋漁業
の2つですね。
(A)には、
A 遠洋漁業
が入ります。
次に、図1のグラフの中の
- 沖合漁業
の折れ線を見てみましょう。
1番生産量が高いのは、1980年から1990年の間ですね。
(B)には、
B 1980
が入ります。
この時点で3が正解なのですが、念のため(C)に入るものも確認してきましょう。
図2の漁業の部分を見てみると、1990年ごろから、ずっと横ばいになっていることがわかります。
縦軸を見てみると、10,000(万t)に届かないくらいで推移していることから、(C)には、
C 9000万
が入ります。
A 遠洋漁業
B 1980
C 9000万
なので、3が正解です。
三


図1は…
で始まる第2段落では、日本の漁業・養殖業の生産量の推移について
(イ)。図2は…
で始まる第3段落では、世界の漁業・養殖業の生産量の推移について説明しています。
1 では
2 さて
3 ところで
のように、すべての選択肢で話題の転換が表されているので、内容を確認していきましょう。
1は、
世界全体の(漁業・養殖業の)生産量
について、新しく述べています。
これが正解です。
2は、
世界から日本の漁業がどのようにみられているのか
について、新しく述べています。
「世界の漁業・養殖業の生産量の推移」の説明ではないので、段落の内容と合っていません。
3は、
世界の魚の消費量
について、新しく述べています。
「世界の漁業・養殖業の生産量の推移」の説明ではないので、段落の内容と合致しません。
四


(ウ)の前に、
世界全体では養殖業の生産量がとる漁業の生産量よりも多いことに驚かされると同時に
とあり、(ウ)のあとにある第4段落では
いずれにせよ、魚の取れる量が減ると、養殖業の重要性は高まっていくように思われる
と説明しています。
この「いずれ」が指すのが
- 養殖業
- とる漁業
の2つですね。
(ウ)には、この2つを説明した内容が入るので、1が正解です。
五


(エ)の前に、
将来、私たちが食べる水産物のほとんどは養殖のものになっているかもしれない
とあり、(エ)のあとには
このままだと、今まで食べていた種類の魚や貝などが食卓から消えてしまう可能性もある
とあります。
今の技術だと、養殖できない魚や貝などもある
という内容が入るので、3が正解です。
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過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

