令和5(2023)年度 第2回 問7の過去問解説!【日本語検定 3級】

日本語検定 過去問解説
はりねずみ隊長

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問7 語彙

一 大願-願望

正解は…2

「大願」とは、大きな「願望」のことですね。
選択肢を1つずつ見ていき、同じ意味関係のものを探してみましょう。

「大義」とは、大きな義務ではなく、大切な意義のことです。
1は、【 】と同じ意味関係ではありません。

「大計」とは、大きな「計画」のことです。
2は、【 】と同じ意味関係ですね。
これが正解です。

「大勝」とは、大きな勝敗ではなく、大いに勝つことです。
3は、【 】と同じ意味関係ではありません。

「大言」とは、大きな言質ではなく、分不相応に大きなことを言うことです。
4は、【 】と同じ意味関係ではありません。

二 退官-官職

正解は…4

「退官」とは、「官職を退くこと」です。
選択肢を1つずつ見ていき、同じ意味関係のものを探してみましょう。

「示談」とは、談合を示すことではなく、民事上の紛争を裁判によらず、当事者間の合意で解決することです。
1は、【 】と同じ意味関係ではありません。

「組閣」とは、閣議を組むことではなく、内閣を組織することです。
2は、【 】と同じ意味関係ではありません。

「集金」とは、近作を集めることではなく、さまざまに工夫して入用な金を整えることです。
3は、【 】と同じ意味関係ではありません。

「納税」とは、「税金を納めること」です。
4は、【 】と同じ意味関係ですね。
これが正解です。

三 形容詞-品詞

正解は…3

【品詞】という大きなひとまとまりの中に含まれるのが【形容詞】ですね。

品詞
 ∟ 動詞
 ∟ 形容詞
 ∟ 形容動詞
 ∟ 名詞

この場合、【品詞】を上位語・【形容詞】を下位語と言います。

選択肢を1つずつ見ていき、【下位語-上位語】の意味関係になっているものを探してみましょう。

1の「寺子屋」とは、室町中期から明治初頭に、主に庶民の子どもを対象に開いた私設の教育機関のことです。
「寺子屋」は、「教育」が行われる場所の1つですね。
これは、【 】と同じ意味関係ではありません。

2の「風物詩」とは、季節の感じをよく表しているもののことです。
「風物詩」は、「季節」を感じさせるものの1つですね。
これは、【 】と同じ意味関係ではありません。

3の「歌舞伎」とは、江戸時代に興隆した日本特有の演劇のことです。
「演劇」が上位語・「歌舞伎」が下位語なので、【 】と同じく、【下位語-上位語】の意味関係になっていますね。
これが正解です。

4の「大御所」とは、その道の第一人者として大きな勢力を有する者のことです。
「重鎮」と似た意味を表していますね。
これは、【 】と同じ意味関係ではありません。

四 学校-教員

正解は…1

「教員」とは、「学校で働く人」のことです。
選択肢を1つずつ見ていき、同じ意味関係のものを探してみましょう。

「判事」とは、「裁判所で働く人」のことです。
1は、【 】と同じ意味関係ですね。
これが正解です。

「運転士」と「車掌」は、いずれも「電車・新幹線の中で働く人」のことです。
2は、【 】と同じ意味関係ではありません。

「力士」とは、「相撲をとる人」のことです。
3は、【 】と同じ意味関係ではありません。

「文壇」とは、「作家」や文芸批評家たちの世界のことです。
4は、【 】と同じ意味関係ではありません。

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この記事を書いた人

大手進学塾での国語科主任を経て、日本語教師をしています。

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