令和5（2023）年度 第2回 問2の過去問解説！【日本語検定 3級】

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問2　敬語

一

「世界有数の大企業のオーナーとの面談で」とあるので、立場のある人物に会うことを表す

1　（お目通り）がかない

が良いですね。

1が正解です。

解説　お目通り

「お目通り」とは、貴人のお目にかかることです。

解説　お目付け

「お目付け」とは、他人の行動を監視・監督する立場のことです。

解説　お目こぼし

「お目こぼし」とは、とがめるべきことを故意にとがめないことです。

二

出版社に対して「相手が発行した雑誌」のことについて述べるので、

2　（貴誌）を拝受しました。

が良いですね。

2が正解です。

解説　小誌

「小誌」とは、自分が発行している雑誌をへりくだって言うときの語です。

解説　本誌

「本誌」とは、この雑誌・わが雑誌のことです。

解説　貴誌

「貴誌」とは、「相手の社の雑誌」の尊敬語です。

三

「私の家」について、相手に丁重に述べるので

3　（拙宅）にお立ち寄りください

が良いですね。

3が正解です。

解説　自宅

「自宅」とは、自分の家のことです。

解説　尊宅

「尊宅」とは、「他人の家」の尊敬語です。

解説　拙宅

「拙宅」とは、「自宅」の謙譲語Ⅱです。

四

「申し込みが定員を超えた場合は、抽選となることをご理解ください」という内容になるので、

2　（あしからず）ご了承ください

が良いですね。

2が正解です。

解説　謹んで

「謹んで」とは、「恭敬（つつしみうやまうこと）の意を表して」のことです。

解説　あしからず

「あしからず」とは、「相手の意向にそえずに申し訳なくて」という気持ちを表す語のことです。

解説　ひきもきらず

「ひきもきらず」とは、絶え間なしにのことです。

五

「川野家に下宿している山田さんへの手紙の宛名」なので、

2　川野（様方）山田弘樹様

が良いですね。

2が正解です。

「川野家に下宿している山田さん」が手紙を出す場合は、自身の住所・氏名として

1　川野（方）山田弘樹

と記載します。

3の「御中」は、個人宛でない郵便物を出すときに、その宛名の下に添える語です。

東京都新宿区〇-〇-〇
A株式会社 御中