令和5(2023)年度 第2回 問17の過去問解説!【日本語検定 3級】

日本語検定 過去問解説
はりねずみ隊長

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問17 総合問題

正解は…2

(ア)を含む「私の故郷は…」から始まる第1段落を見てみましょう。

(ア)の前には、

  • 都会には何でもあるような気がしてくる。

とあり、うしろには、

  • 不意に望郷の念に駆られることがある。

と続きます。

逆説になっているので、(ア)に入るのは、

1 そうであっても
2 しかしながら

のどちらかです。
この時点で、3・4は違います。

次に、(ウ)を含む「翌日には…」から始まる第3段落を見ていきましょう。

「満足そうな友人の言葉」を受けて、(ウ)のうしろでは、

  • 上京する前は、筆者も毎年祭りの準備に携わっていた。
  • 町の人たちと関わり協力することで、地域との強い結びつきを感じられた。

という筆者の経験・感じたことについて述べています。

(ウ)に入るのは、

2 私は心から共感した

が適切ですね。

2が正解です。

正解は…3

「ご多分に漏れず」と似た意味を表すのは、「ご多分に漏れず」ですね。
4が正解です。

解説 ご多分に漏れず

「ご多分に漏れず」とは、他の大部分の人が考える通りのことです。

正解は…4

「大学二年生の夏…」から始まる第2段落の最後には、

  • 食を通じて地域とのつながりを感じ、心が満たされたのかもしれない。

「翌日には…」から始まる第3段落の最後には、

  • 町の人たちと協力することで、地域との強い結びつきを感じられたものだ。

と述べています。

地域とのつながり・関わり

が筆者の充足感につながっているので、(エ)に入るのは、

4 地域との関わりを感じられること

が適切です。

正解は…2

「私の故郷は…」から始まる第1段落では、

  • 郷里では味わえていた何かが、ここではないような気がする

とあり、続く第2段落・第3段落で

地域とのつながり・関わり

が筆者の充足感につながっていることが述べられています。

「食べ物にしろ…」から始まる第4段落では、

  • 心豊かに日々の生活を送っていくためには、地域と関わり、周りの人々とつながることによって得られる心の充足こそが必要だったのだ。

とあるので、本文の趣旨に合う書き出しの文としては、

2 心豊かな暮らしには、何が必要なのだろうか。

が適切です。

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この記事を書いた人

大手進学塾での国語科主任を経て、日本語教師をしています。

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