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前の問題


問16 総合問題
一


解説 販売
二 A


「現代社会において…」から始まる第2段落の内容を見てみましょう。
- SNSは、誰でも発信できることなどから、「フェイクニュース」が生まれやすい環境にある。
- 「テレビ」「ラジオ」「新聞」で「信頼できる」を選んだ人が50%を超える一方で、「SNS」は15%と、他のメディアと比べて低い。
という内容を受けて、
SNS上の情報が(イ)ことは…
とつながります。
(イ)に入るのは、
4 信ぴょう性に欠ける
が適切ですね。
4が正解です。
二 B


「では、世間に…」から始まる第3段落の内容を見ていきましょう。
- 「フェイクニュース」の情報をどのメディアから入手したのかを尋ねた調査の結果によると、「テレビ」で情報を入手した人が58%と、圧倒的に多い。
を受けて、
最も情報が(ウ)メディアはテレビなのかもしれない。
とつながります。
(ウ)に入るのは、
3 拡散されやすい
が適切ですね。
3が正解です。
三


「ここで、図1の内容に…」から始まる第4段落の内容を見ていきましょう。
(エ)の前に
- テレビは多くの人から「比較的信頼できるメディアだ」と考えられている。
という内容があり、そのあとに
- 内容を厳しくチェックして発信するメディアでも、誤った情報が流れることもあるはずだ。
と続きます。
「拡散力があるテレビでも、誤った情報を流すことがある」ということなので、(エ)に入るのは、
1 かえって危険
が適切ですね。
1が正解です。
四


「ここで、図1の内容に…」から始まる第4段落の内容を見ていきましょう。
- テレビは多くの人から「比較的信頼できるメディアだ」と考えられている。
- 内容を厳しくチェックして発信するメディアでも、誤った情報が流れることもあるはずだ。
という内容のあとに、
- 情報の受け手にその真偽を確認する姿勢が欠けていると、「フェイクニュース」が瞬く間に社会へ広がってしまう。
- 「フェイクニュース」が社会に広がっていくことの一因には、情報を鵜呑みにする受け手の存在もあるのかもしれない。
とつづきます。
傍線部Aに対する筆者の考えとしては、2が適切です。
次の問題


過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

