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前の問題


問18 総合問題
一


1は、第1段落の「しかし」から始まる文に記載があります。
2と3は、第2段落の「理由は」で始まる文に記載があります。
4は、本文中に
市議たちが様々な分野の専門用語を使用していること
の記載はありますが、
市議たちが様々な分野の専門用語に精通していること
の記載はありません。
4が正解です。
二


(イ)の前には、
政策のキーワードや改革のスローガンとしてなら
という前提が述べられています。
(イ)には、
この前提であれば、カタカナ語の使用も許される
という内容が来ますね。
「許容される」となっている1が正解です。
三


Aは、( )になっているので、前の文と同じ内容や補足・余談が入ります。
Aの前には
筆者は、外来語の使用について、排外主義的な主張がしたいわけではない
とあるので、Aに入るのは、
c とはいえ、市議のようなお偉いさん方が、カタカナ語の使用に無頓着なのはどうかと思うが…
のように、筆者の感想を補足するcです。
残ったB・Cの部分は、
b 行政や法律にかかわる言葉で、市民が聞き慣れない用語は、外来語に限った話ではない
a だから、カタカナを漢字にすればOKという話ではない
という流れになるため、b→aですね。
A→B→Cには、c→b→aが入るので、6が正解です。
四


「無論」から始まる第3段落では、
欧米から伝わってきたカタカナをそのまま流布する語が増えるのも、ある程度は致し方ない
とした上で、「そういう意味では」から始まる最終段落では
まずは誰にでも分かりやすい「やさしい日本語」で市民に語りかけてくれることを期待したい
としています。
これは、3の内容と合致しますね。
3が正解です。
過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

