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前の問題


問17 総合問題
一


( )のあとには、
むしろ、異なる能力に秀でた者同士が、それぞれの長所を活かし、互いの短所を補い合うことのほうが現実的である
という内容が続きます。
「むしろ」とあるので、( )に入るのは
経済産業省が提唱している三つの能力を社会人としてキャリアの初期に身につけておくべき基礎的スキルとすることは、現実的ではない
という内容が良さそうですね。
( )の前には、
三つの能力をバランスよく身につけ発揮することが肝要だという理念はわかる
とあるので、それを「現実的ではない」と否定する内容が入ります。
「だが」から始まる4が良さそうですね。
( )に入るのは、4が適切です。
二


( )のあとには、
このことが、開発競争を招き、その結果、大量の宇宙ゴミを放置させてきた
という内容が続きます。
( )の内容は、「開発競争を招き、結果として大量の宇宙ゴミを放置させてきたこと」の原因・理由になるので、
「宇宙空間は、国際法上、どの国の領土でもない」ため、
- 誰もが自由に利用できる権利がある
- そこでも行為について誰も責任を問われない
が良さそうですね。
( )に入るのは、1です。
三


( )のあとには、
これほど便利なAIが今以上に普及しないのはあまりにもったいなく、また考えにくいことであるからだ
という内容が続きます。
これは、( )の内容の根拠に当たりますね。
さらにあとには、
- そう遠くない将来、不正を瞬時に見抜けるAIも開発されるだろう
- AIの発達が科学と文明のさらなる飛躍に繋がることを期待している
とあり、( )には、今後AIが広がっていくことを予測する内容が入ります。
AIの利用を一律に禁止するのは、あくまで過渡期の措置に終わるだろう
という内容である3が良さそうですね。
( )に入るのは、3です。
次の問題


過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

