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前の問題


問18 総合問題
一 ア


解説 窮余
一 イ


解説 圧巻
二


( )のあとに
言い換えれば
とあるので、( )には
「行った気になっている自分」に違和感を覚えた
と同じような内容がきます。
違和感を覚えた
には、
2 腑に落ちない
が1番近いですね。
2が正解です。
三


「思い返せば…」から始まる第6段落を見てみましょう。
筆者の学生時代に感じていた旅が
実際に現地に行かなければ得られない貴重な経験だった
現地で五感を駆使して知覚し学んだことが、今の筆者の糧になっている
ことが述べられています。
4の内容がピッタリですね。
これが正解です。
四


選択肢を1つずつ見ていきましょう。
「圧巻だったのは…」から始まる第3段落で
「代替案」であったオンライン・ツアーが、息子にとっては本当の旅行への「予行演習」となった
と述べられています。
当初は「現実の旅行の代用品に過ぎない」という考えだったため、1は正しいです。
「VR(バーチャル・リアリティ)による…」から始まる第2段落で、
三六〇度どこを向いても、見事に細かく再現された風景が広がっていた
と述べられています。
今回利用したオンライン・ツアーの映像が、現地の様子を十分に再現できていると感じているので、2は正しいです。
この文章では、オンライン・ツアーを通じて、筆者がどのように感じたかについては触れられていますが、他者がどう感じるかについての記載はありません。
3は、間違いです。
「思い返せば…」から始まる第6段落で、
見たくもない現実も否応なく突きつけられるが、逆に思いがけない親切に感動することもある
と述べられています。
多少の不愉快な思いをする覚悟によって、旅先でのその土地の人々の生活をよく知ることができると考えているため、4は正しいです。
この文章の内容と合っていないのは、3ですね。
これが正解です。
過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

