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前の問題


問12 表記
ア


その人の目に映じたありさまは、
〇 情景
が正しい表記です。
イ


同韻の字を句の終わりに用いるのは、
〇 韻を踏む
が正しい表記です。
ウ


他のものと非常に異なっていることは、
× 特意
ではなく、
〇 特異
が正しい表記です。
エ


物事の起源は、
〇 源流
が正しい表記です。
オ


過去にたちかえることは、
× 朔り
ではなく、
〇 遡り
が正しい表記です。
カ


しっかりとうち立てることは、
× 確率
ではなく、
〇 確立
が正しい表記です。
キ


たがいちがいにすることは、
〇 交互
が正しい表記です。
ク


出家して僧門に帰した人は、
× 僧呂
ではなく、
〇 僧侶
が正しい表記です。
ケ


ならび行うことは、
〇 並行
が正しい表記です。
コ


機知に富んだおもしろさは、
〇 滑稽味
が正しい表記です。
サ


貴族などに対するなみの人々は、
〇 庶民
が正しい表記です。
シ


それをするだけの価値があることは、
× 絶える
ではなく、
〇 堪える
が正しい表記です。
ス


それをきっかけとして物事が始まることは、
× 誕を発した
ではなく、
〇 端を発した
が正しい表記です。
セ


ことばの表現に関する法則・手法は、
× 修字法
ではなく、
〇 修辞法
が正しい表記です。
ソ


ある行為や表現の目に見えない背後に、なお深く感じられる風情は、
× 余剰
ではなく、
〇 余情
が正しい表記です。
タ


いきいきと積極的に事を行うさまは、
〇 精力的
が正しい表記です。
チ


物事の成立に必要な規定・条件は、
× 制訳
ではなく、
○ 制約
が正しい表記です。
ツ


特に優れたところは、
○ 特長
が正しい表記です。
次の問題


過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

