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以下をご用意の上で、ご確認ください。


前の問題


問18 総合問題
一


( )の前に「俳優の」とあるので、「
人物の批評・品定め
を表す
2 月旦
が入ります。
解説 晦渋
解説 月旦
解説 朔望
解説 日乗
二


(イ)の「それ」は、直前の
この朝のドラマが人気を博しているのは~
の文章を指しています。
1が正解です。
三


(C)のあとには、
そんな思いがしなくもないのである
とあります。
「そんな思い」に当てはまるのは、
a 各地域で形成された無形文化である方言が、はかなく消えつつある現状を悲しむ深層心理によって、方言ドラマが歓迎されているのではないか
という筆者の考えですね。
まず、Cに入るのがaです。
(A)の前には、
昔ながらの上品な味わいのある大阪の言葉は、すっかり影を潜めてしまった
という人形浄瑠璃の人間国宝である竹本住大夫さんのインタビューについての記述があります。
これと同様に沖縄方言が消えつつあることに触れているのが、cですね。
- 消えつつある大阪の方言
- 消えつつある沖縄の方言
という記述を受けて
b かくて言語が忘れられていくということは…
となるので、(A)(B)(C)には、c→b→aの順で入ります。
6が正解です。
四


解説 陋習
五


解説 矯める
六 オ


(オ)のあとには、
八十年ほど前の話である
と続きます。
おおよそであること
を表す
6 無慮
が良いですね。
6が正解です。
解説 無慮
六 カ


方言の(カ)の価値
とあるので、
この上ない
ことを表す
4 無上
が良いですね。
4が正解です。
解説 無上
七


1 俳優の演技がぎこちないのは、方言が失われていることのあかしである
という記述はありません。
1は、間違いです。
3 言語生活の抑圧をした明治政府の言語政策が国民の意思に反していた
という記述はありません。
3は、間違いです。
4 柳宗悦が沖縄県の方言排斥政策を糾弾したことは、沖縄の人々に支持された
とありますが、本文では、これを批判した動きもあったという記述があります。
4は、間違いです。
残った2は、何も問題ありません。
これが正解です。
過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

